ローファーの特徴

ローファーというのは、紐が付いていない革靴のことです。ローファーという言葉はもともと怠け者を意味するものですが、紐が付いている革靴と比べて楽に着脱できるため、そのように呼ばれるようになりました。紐のある革靴と比べて履き口が低く広めに作られているのが特徴です。

しかし、ローファーを履いているからといって、怠け者として見られてしまうわけではありません。デザイン性が高いことで人気があり、1920年代にはイギリスの貴族もルームシューズとして履いていました。

また、ビジネスカジュアルな靴としてちょうど良く、オフィスなどでローファーを履いて仕事をしている人は多いです。休日に友達と遊びに行ったり恋人とデートをしたりするときにも、ローファーがよく合います。スーツとも私服とも合わせやすいです。

ただし、あまりフォーマルな場にはローファーは合わないこともあります。礼服を着て出席するような大事な式典では、ローファーより紐の付いている革靴の方が無難です。

ローファーの種類

ローファーの中にもいくつか種類があります。これからローファーを買ってみようと考えている人の中には、どんな種類のローファーがいいか迷っている人も多いでしょう。

ローファーの中でも、定番と言えるデザインがコインローファーです。甲の部分に横長の小さな切れ込みが入っているのが特徴で、コインを挟めるようになっています。現在では実際にコインを挟んで履いている人はあまり見られませんが、1950年代には1セントコインをお守りとして挟んでいた人が多かったそうです。

コインローファーの他にはタッセルローファーやヴァンプローファー、ビットローファーなどの種類があります。タッセルローファーは甲の部分に房飾りが付いているのが特徴で、華やかなデザインです。

ヴァンプローファーは甲の部分に何も装飾が付いていません。スッキリしたデザインで、他のタイプのローファーと比べると小さめに見えます。ビットローファーはホースビットという金具が付いているのが特徴で、デザイン性が高いです。