基本的には革製

ローファーを購入するにあたって、どんな素材でできているのか気になるでしょう。デザインや履き心地だけでなく、素材を重視して靴を選びたいと考えている人も多いかと思います。

ローファーは紐の付いていない革靴であるため、基本的には革製です。主に牛革が使用されています。牛革の中にもさまざまな種類がありますが、主にステアハイドが使用されているローファーが多いです。ステアハイドというのは、生後2歳以上のオスの牛の革のことです。ローファーだけでなく、革靴全般にステアハイドが広く使用されています。

比較的高価なローファーなら、キップスキンやカーフスキンなどを使用していることもがあるでしょう。キップスキンは生後6~1年、カーフスキンは生後6ヶ月以内の牛から取れる革です。ステアハイドよりも柔らかく、高級素材とされています。

また、牛革ではなく豚革や馬革が使用されているローファーもあります。中でも馬革のコードヴァンはかなり高価な素材です。

合成皮革やエナメル素材のものも

我々が革靴と読んでいる靴でも、必ずしも本物の革が使われているとは限りません。合成皮革を使用している革靴もあるでしょう。特に比較的価格の安い革靴の場合には、合成皮革のものが多いです。ローファーの場合にも通常の革靴と同じで、価格の安いローファーだと、合成皮革が使用されていることがあります。若い年代の人がプライベートで履く分には、合成皮革製のローファーでも問題ないでしょう。

またエネメル素材のローファーもあります。エナメル素材というのは、通常の牛革や馬革などにエネメル塗料を塗った素材のことです。紐の付いている革靴でもエナメル素材のものは多いです。どちらかといえば価格が高いものが中心です。

エナメル素材のローファーは、通常の牛革や馬革製のローファーと比べると光沢があるのが特徴です。見た目が綺麗で高級感漂います。それに加えて、防水性に優れているのもエナメル素材の特徴です。ただし、綺麗さを保つためにはメンテナンスもしなければなりません。