月に1回程度はメンテナンスが必要
革製のローファーは革靴と同様に定期的にメンテナンスをしなければなりません。メンテナンスをしない人も多いですが、劣化が早くなってしまいます。最初の数ヶ月くらいはメンテナンスをしてもしなくても、見た目はあまり変わらないかもしれません。しかし、1年~2年くらい経過すると、メンテナンスをしているかどうかで状態に差が出てきます。そのため、月に1回程度を目安にしてメンテナンスを行いましょう。
メンテナンスでは、靴磨きブラシや除菌スプレーステインリムーバー、磨き布、乳化性クリームなどの道具が必要です。基本的には、紐のある通常の革靴のメンテナンス方法と変わりません。
まずは除菌スプレーをローファー全体に吹きかけましょう。それから靴磨きブラシとステインリムーバーで外側に付着している汚れを落とします。このときあまり力を入れるとキズが付いてしまうため、優しく磨きましょう。綺麗になったら乳化性クリームを塗ってから、拭き上げます。
雨で濡れてしまったときには
普段ローファーを履いていると、雨に濡れてしまうこともあるかもしれません。帰宅してからそのまま数日程度放置していても乾きますが、ローファーの劣化を早めてしまいます。できるたけ良好な状態を保って長持ちさせるには、普段のメンテナンスに加えて雨に濡れてしまったときのケアも重要です。
ローファーが雨に濡れるとドライヤーで乾かしたくなるかもしれません。しかし、ドライヤーの熱風を当てると革が縮みやすくなります。そのため、ドライヤーは使用せず、乾いた布で拭いて水気を取り除きましょう。中の部分は新聞紙を丸めて入れるなどすると、水分を吸収しやすいです。
段差がある場所などを利用してつま先の部分だけ高くなるようにして置いておくと乾きやすくなります。少し時間が経過したら、新聞紙を交換するようにしましょう。水分を十分に吸収した新聞紙を入れっぱなしにしてしまうと逆に乾きにくくなってしまいます。
そして、ローファーの中の方も乾いたら乳化性クリームを塗っておきましょう。